きっぷうりば。

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No.66 伊予鉄道 郊外線 補充券類各種

伊予鉄道郊外線では、いくつかのケースにおいて、「補充券」の類いの乗車券が、発売されることがあります。

まずはこちら。

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「車内補充券」とは名ばかりの、松山市駅の改札口で発売される補充券です。
券売機もあるのに、なぜ改札口で乗車券を発売しているのか、とても謎です(笑)。
しかも、券売機に案内した方が、発券速度は断然速いはずなのに…。

ただ、このように実用向きではなく、記念発券にも応じていただけるのだから、本当にありがたいことではあります。

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こちらの「車内券」は、他社で言ういわゆる「車内補充券」です。
フリーきっぷ利用中に、どうにか入手出来ないかと考え、無人駅(※券売機はある)である鎌田駅から乗車し、車掌から買い求めました。

購入区間として指定したのは、大手町駅まで。
松山市駅の車内補充券も然りですが、着駅は駅名指定ではなく、金額指定になっています。

「かまた から おおてまち まで」

って、何か東京っぽくて面白いかなーって思ったんですが、金額指定じゃあ…ね(^^;
右上に捺印された「市駅途中下車」の印は、松山市駅で途中下車したことを示します。
伊予鉄道郊外線の乗車券には、松山市駅に限り、途中下車出来る制度があるのです。

ところて、この2つの券を観察してみると、駅名が略称になっている箇所があります。
松山市駅発行の車内補充券は最大5文字、車掌発行の車内券は最大3文字。
略称どころか、車内補充券での「いよ立花」駅を「伊予立花」と漢字表記したり、なかなか興味深いです。

また、両者の駅名配置もかなり異なります。
車内補充券では松山市駅を右端に配置していますが、車内券は松山市駅を中央とし、路線図に近い駅名配置が為されています。

さて、フリーきっぷ利用の2日目午前は、横河原線の見奈良・愛大医学部南口駅を訪れました。

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伊予鉄道郊外線の有人駅で、補充券を配備しているのは知っていました。
奈良駅の窓口で、「補充券の発売はしていただけますか?」と尋ねたところ、駅員氏が最初に取り出してきたのがこちらの券。
こちらの金額常備式の補充券は、存在を知らなかったのと、後述の「特殊補充券」目当てだったのですが、せっかく用意して下さり、しかも会社のどここの部署へ発売方法まで確認してくれたので、つい購入してしまいました。

しかし、やはり特殊補充券も入手したかったので、「手書きのきっぷってないですか?」と尋ねたところ、再び電話で確認…。

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快く発券していただくことが出来ました。
同様に、愛大医学部南口駅でも尋ねたところ、「券売機で売れないヤツじゃないと…」とのことで、障害者割引の小児運賃での発券となりました。

特殊補充券の取り扱いとしては、どちらが正しいのでしょうか?
いずれにせよ、手間をかけて発券していただいた、両駅の駅員様、ありがとうございました。

なお見奈良駅では、高速バス券の発売もしていることから、購入品を入れるために、こんな袋を用意し下さいました。

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